江戸川学園取手中・高等学校

勉強合宿

ここから本格的な受験体制がはじまります 高校2年生で実施される夏期勉強合宿。学習に対する態度が大きく変化します。

 高等部2年生で実施される夏期勉強合宿は江戸取における本格的な受験勉強のスタートです。一日の大半は自学自修となります。自らの意志で取り組まなければ真の学力は身に付きません。己に克つことが何より大切なことから、本校では「自習」ではなく、「自修」と称しています。教師は生徒が己と闘う姿を見守り、必要に応じて助言、指導をします。そして、生徒はお互いに級友の勉強する姿を励みとし、己の弱さや不足を克復していきます。そこから生まれる相乗効果は学力の養成だけでなく、友情の輪も育み、現役生としての強味を増していくきっかけとしていくのです。この5泊6日の夏期勉強合宿をやり終えた時の達成感は、その後の受験勉強に取り組んでいく上での大きな自信に繋がっています。

1日のスケジュール  合計12時間学習

  • 6:00 起 床
  • 6:30~6:50 朝礼または散歩
  • 7:00~7:30 朝食
  • 8:00~9:50 自学自修
  • 10:00~11:50 自学自修
  • 12:10~12:40 昼食
  • 13:00~13:50 講義・演習、自学自修
  • 14:00~14:50 講義・演習、自学自修
  • 15:00~15:50 講義・演習、自学自修
  • 16:00~16:50 講義・演習、自学自修
  • 17:00~17:50 講義・演習、自学自修
  • 18:10~18:50 夕食
  • 19:10~21:00 自学自修(入浴も含む)
  • 21:10~23:00 自学自修(入浴も含む)
  • 23:30 完全消灯

勉強合宿に参加した先輩からのメッセージ

 今回の勉強合宿で私は「切磋琢磨」について学ぶことができました。受験は個人戦ではなく団体戦です。志望校が全員東京大学である私たちのクラスの生徒は、同じ目標に向かって皆で戦っています。入学当初から「切磋琢磨」についてはたくさんのお話がありましたが、今まで実感することは難しかったです。しかし、今回の勉強合宿ではっきりと切磋琢磨がどういうものか分かりました。今回の勉強合宿では普段の朝学習とは違い、「皆が揃って同じ時間を過ごす」ことがポイントになっており、集中力が切れて睡魔に襲われ学習の効率が低下してきますが、周囲を見渡すと本気で取り組んでいる友人がいます。それが、「皆がやっているんだから、自分もやらなければ」という起爆剤になり、自分を奮い起こすことができました。そして、さらに努力を積み重ねていく、これが真の切磋琢磨だと改めて実感しました。
 「持つべきものは友」というフレーズがありますが、現役生の一番の強味だと思います。周囲の友人に対する感謝の思いが強くなりました。また、今回の勉強合宿では1日11時間30分の勉強に取り組みましたが、この合宿での勉強は、高校3年生のほんの一部を体験したに過ぎません。この夏期勉強合宿での勉強時間に満足することなく、その後の勉強にこの経験を生かしていきたいです。最後にこのような機会を得られたことに感謝したいと思います。
 卒業生を囲む会で先輩方が、「勉強は団体戦だ」という言葉を、私は今まで何回か聞いたことがありました。今回の合宿では、その言葉を本当の意味で理解できたと思います。合宿2日目の午前中の学習は、まだ体が新しい環境に慣れていなかったのか、激しい眠気に襲われ、今にも負けてしまいそうでした。しかしその時、クラスメイトの頑張っている姿が目に入り、何とか持ちこたえることが出来ました。この様な体験をした人は、先輩方や今回一緒に勉強合宿に臨んだ友人の中にも多くいると思います。私も、自分の勉強についてだけではなく、自分の合宿中の勉強に対する姿勢が、周囲の友人の勉強に対するモチベーションを、少しでも上げることが出来ていたなら、とても嬉しいと思いました。合宿は残念ながら中断という形で終わってしまいましたが、夏休みの勉強に対する意欲を大いに喚起してくれました。強い意志を持って今後も頑張っていきたいと思います。
 今回の勉強合宿では、今までとは違う姿勢で学習に臨むことができ、良い経験になりました。その中でも特に印象深かったことがいくつかあります。
 一つ目は弱い自分についてです。勉強をしていてほんの少しだけでも休みたくなってしまうことが数回ありました。普段、生活しているときには、そういう弱い自分は出てきませんが、身体的、精神的に辛いときになると、弱い自分はここぞとばかりに表面に出てきます。大切なことは、そうなってしまった時こそ自分を信じ、弱い自分に打ち克つことだと思います。そして、そこに自分という人間を一歩前へ成長させるための鍵があると思います。勉強合宿という普段と全く違う環境で、このように考えることができるようにもなりました。
 二つ目は、受験勉強についてです。勉強合宿の一日の勉強時間は高3年においては、当然必要な時間です。結構辛かったですが、高3年になったつもりで頑張りました。自分も来年はこのような生活になると考えたら、この勉強合宿のスケジュールをものともしない集中力と体力が必要だと強く感じました。また、この合宿では常に高い目標を目指し、頑張ることは大変充実感を覚えることができるものだと実感しました。この勉強合宿で学んだことを今後に生かしていきたいと思います。
自分の周りには多くの同志がいた
 4日目の朝礼で先生が、「今回の勉強合宿で勉強して満足するのではなく、その後からが重要なんだ」ということをおっしゃったとき、「自分はまだまだ未熟だ」と思いました。心の奥底で、「早く終わらないかな」と自分は望んでいたに違いありません。だからこそ、時間がゆっくりと過ぎることに苛立っていたのだと思います。そうではなく、これからの受験に向けて存分に勉強できるこの時間を大切にしなければいけないのだと気付きました。また今回の合宿で、自分の周りには同志が多くいるのだということも確認できました。忙しいスケジュールでしたが、夜に友達と進路のことについて語り合い、そこで皆がいかに将来について真剣に考え、悩んでいるかが分かりました。普段そこまで話す機会がなかったので、皆も私と同じように将来について不安を抱いているということを知ったのは意外でした。しかし、高い志を持つ人もいて、私も負けていられない、と思いました。
 閉講式でおっしゃっていた「今回の合宿の閉講式を、来年の受験への開講式だと思うように」というお言葉を肝に銘じて、今まで以上に意欲的に勉学に励みたいと思います。
確実に集中力などが付いた(Aさん)
 今回、六日間にわたる勉強合宿を終え、僕の心はとても晴れています。この、高2での勉強合宿に参加する前は、中3で一度やっているから、似たようなものだと高をくくっていました。しかし、実際に参加してみると、大きく違うということが分かりました。
 一つ目は、勉強時間と日数の違いです。記憶は確かではありませんが、中3の頃は4泊5日で勉強時間は36時間だったと思います。対して、高等部のほうは5泊6日で、60時間です。誰が見ても分かることですが、大きな差があります。やはり、これは受験に向けて本格的に勉強しなければならない高2のこの時期には必要なものだと肌で感じました。
 二つ目は、クラスの集中力です。中3の頃は、みんな、早く終わってほしいといっていましたが、今回はあまり聞きませんでした。勉強しなければならない時期が来ているということに加え、東大クラスという、自制心が強い人間が集まったクラスに所属できていることもあり、自学習や授業の時間でもみんな私語することなく受けていました。周りが勉強しているから自分も勉強しようという気持ちに自然と切り替わりました。
 三つ目は自分の限界です。今回は、持続力がかなり伸びたと思います。おそらく2年前だったら嫌になって投げ出していたような時間でも、机に向かって勉強することができるようになっていました。他のクラスメイトは僕よりも集中しており、しかもそれが僕よりも長い時間続いています。周りのクラスメイトは僕よりもずっと限界が高く、それが学力に比例しているのだと思います。そうして、周りを見渡してみると、自分が後れを取るわけにはいかないという気持ちが強くなり、普段では考えられないくらい集中力が続きます。やはり仲間は大切なものだと思いました。

OB・OGからの応援メッセージ

S病院 勤務 山形大学医学部卒業 M.Uさん(第23期卒業)

 第23期卒業生のM.Uと申します。私は中学校1年次に編入してから約6年間、江戸川学園に在籍していました。中高ともに陸上競技部・短距離に所属し、高校3年生夏の引退まで毎日練習しました。その後、なんとか現役で山形大学医学部に進学し、現在、宮城県にあるS病院で消化器・血管外科として勤務しております。
 医学部を卒業すると、まず初期研修医として2年間の研修期間があります。その研修期間が終わろうとしていた2年目の3月に東日本大震災が起こりました。雪の降る中、津波で浸水した家屋で冷たい水に凍えながら一晩過ごして運ばれる低体温の患者、津波で全身を打撲、骨折し、身動きの取れない患者、薬を流され持病が悪化した患者、家を失くし病院に避難する患者家族…等々たくさんの人でごった返しました。休む暇もなく、ただ目の前の非現実的な光景をただただ受け入れながら必死に働きました。10日ほどして電波がつながった時に高校の同期や先輩、後輩からたくさんの安否を気遣うメール、応援メッセージをいただき、少し昔の日常に戻れた気がしました。それを励みに今現在まで震災後の石巻医療圏の復興に携わっています。外科としてはまだ2年目ですが、胃や大腸、肝臓の悪性腫瘍や、下肢の静脈瘤、透析シャントの手術などを執刀しています。
 高校生活は3年という短い間ですが、人として成長するべき要素がぎっしり詰まった3年間だと思います。日々新しいことを勉強し、人によっては部活動に励みながら、自分の将来を模索し、大いに悩むことと思います。中には世の中について考えをめぐらせる人もいるでしょう。そうやって精神的に成熟する大事な時期です。
 そのような中、考え、悩み始めると勉強に手がつかなくなり、授業に付いていけなくなり、悩みは解決せずに増えて溜まっていく…という悪循環に陥ったことがある人も少なくないと思います。私も、高校3年生の夏、受験勉強真っ盛りに自分が将来何をやりたいのか思い悩んだことがありました。そのようなときに解決の鍵となったのは長年つきあった同期であり、親身に耳を傾けてくださった先生方でした。
一人で悩み込んでしまうと、上記のような負のスパイラルに陥りやすいと思います。江戸取には悩みを打ち明けられる同期、頼もしい先輩、先生方がたくさんいます。やるべきことがたくさんある中、1日も無駄にはできません。一人で悩まず、共に語り合い、人として成長できる高校生活を送ってください。
大学へ進学すると、高校までのスケールとは比べ物ならないほどたくさんの知識が入ってきます。また、自ら知識を得る時間もできます。高校時代にできなかったことにチャレンジできる期間でもあります。特に医学部は同じ医師という夢に向かうために日本全国から集まります。中には眩しいくらい壮大なスケールの夢を持って進学してくる人もいます。医師といっても、たくさんの専門科に分かれており、それぞれに特色があります。必ず自分に合った専門科が見つかるはずです。医師になる上での一番の関門が大学入試試験といっても過言ではありません。高校時代に努力したことは必ず将来の財産になります。皆さん一人ひとりが夢を叶えられるよう応援しております。

東京大学文科Ⅲ類2年 H.Oさん(30期 2010年卒業)

 私は2010年度、東京大学文科三類に入学しました。江戸川学園取手中学に入学して以来、高校受験というものを経験せずして迎えた6年ぶりの受験は、私の人生に今後大きく影響していくであろう大学入試でした。合格した喜びは、後になっては完全には再現できないほど、何物にも代え難いものでした。
 私は昔も今も、いわゆる天才というタイプではありません。ただ、目標を高く持つこととそれに対する意地は強いと思っています。そして、私の目標達成には、勿論この学校の環境と先生方、また友人たちや両親の支えを抜きには語れません。
 私が東大受験を意識したのは中学三年の冬でした。父の影響もありましたが、いずれ全員が必ず受験をするなら最高のレベルを目指してみたいと思ったからです。それでは完全な動機とは言えないかもしれません。大学の友人は具体的な進路に合わせて学部を選んだりもしています。東大の魅力的な点は、よく一般的にも言われる事ですが、学部が分かれるのが3年生になってからということです。私の将来が決まらないのは、あまりに学びたい事が多く、1つに絞り切るというのが中
学・高校ではとても出来ないと感じていた事も大きな原因でした。実際、そのような学生は多いのではないでしょうか?
 大学受験を経験して、よかったと思える点はいくつもあります。一番には、他の誰でもない自分と向き合えた事です。自分の弱みや強みに対し、目を背けず、どう改善していけばよいのか考え、計画し、実行する。このプロセスは、勉強だけでなく、恐らく部活動や仕事、そして性格にも応用できるでしょう。そしてこれを実現し得たのは、この学校に在籍していたからだと思っています。先生方は、受験をまだ生徒が意識していないようなころから、こうしたスタンスの重要性を繰り返し教えて下さっていました。それを身を以て体感するか否かが、大きな分かれ目だと思います。
 私は予備校へは通いませんでした。金銭的にも時間的にも精神的にも、そんな余裕は無かったのです。しかし、先生方はもちろん、いつも一緒に過ごしており、同じように志の高い友人たちや、両親に常に支えられているという安心感は、何よりも私の心の支えとなっていました。
 私が皆さんに伝えたいこと、それは部活であれ勉強であれ、自分がやると決めたことを最後まで自信をもって貫けば、努力に応じた結果というものは必ずついてくるということです。真摯に自分と向き合う機会を、最大限に活かすことが、学生生活において何よりも大切なのだと実感しています。

えどとりから大学へ進学し、専門分野を専攻。 さらに大学院で研究を重ね、今、社会の 第一線で活躍しているえどとりOB/OG。

JR東日本株式会社 勤務 東京大学文学部卒業 A.Nさん(第21期卒業)

 私は中等部から6年間、江戸取で過ごしました。豊かな自然・整った設備など恵まれた環境で、時間を惜しまずしっかりと向き合ってくださる先生方や、共に学び共に遊び、共に悩んだかけがえのない友人たちに囲まれて、貴重な6年間を過ごすことができたと思っています。
私は予備校には通っていませんでしたが、質問にとことん付き合ってくださる先生方のおかげで、希望している大学・学部に進学することができ、大学では勉強に部活に留学にと、大変充実した日々を過ごすことができました。
社会人となった今、楽しいことと共に困難なこととも向き合う毎日ですが、江戸取で学んだことや、そこで出会った大切な仲間たちに支えられており、改めてそのありがたみを実感しています。
中学・高校というのは、それぞれさまざまなことを感じ、吸収するスポンジのような時期だと思います。このパンフレットをご覧になっている皆さんが、一人ひとりに合った環境で、その後の人生を切り開く力を得られる、楽しく充実した中学・高校生活を過ごされることを、心よりお祈りしております。

東京工業大学 助教 東北大学理学部化学科卒業/東京大学大学院博士号取得 K.O先生(第20期卒業)

 はじめまして。東京工業大学で化学専攻の助教をしております高等部20期卒業生のK.Oです。私は高校卒業後、東北大学に入学し化学を専攻しました。その後東京大学大学院に進学、2009年に博士号を取得し1年間のアメリカ留学を経まして、現職に就いています。
 現在は、「自己組織化」をキーワードに最先端のものづくりを分子レベルで挑戦しています。「自己組織化」とはDNAやタンパク質といった高度な機能をもった生体分子が、自発的に生成するしくみをいいます。生体分子に匹敵もしくはそれ以上の機能をもつ人工分子の実現を目指し、日夜学生と「ああでもない、こうでもない」と楽しく研究をしています。
 高校時代に身につけた「今できることに集中する」という生活習慣は、ひとつの作業に時間のかかる研究生活においても非常に役立っています。野球部に所属し毎日練習に明け暮れていた自分にとって、勉強時間は限られたものでした。先生方に頂いた「日々の授業を大切に」とアドバイスを受けました。実際、先輩方もそうしてきたとおり、授業と紫峰館のみで現役大学進学を達成することができました。「豊富な経験に基づく教育システム」そして、「同じ目標に向かって切磋琢磨できる同級生の存在」と本当に良い環境で高校生活を送れたと思います。今後も江戸川学園で学んだ「一日一生」の精神で研究生活を邁進したいと思っています。
 同時に長期間のビジョンを持つことも教わりました。「5年後10年後をイメージする」。江戸川学園で教わったお気に入りの言葉の一つです。立ち止まった自分に今何をすべきか明確な答えを教えてくれます。大学・大学院進学、留学、そして就職と節目できちんと前へ踏み出せたのは、この教えを胸に歩んできたからです。みなさんも3年後6年後を見据えて江戸川学園への進学を考えてみてはいかがでしょうか。

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