江戸川学園取手中・高等学校

国際教育

多様な価値観に 対応できる 国際人を育成

異文化との共生を目指す グローバルエデュケーション

 今日は国境を越えて人やモノ、情報が短時間に動く「ボーダーレス社会」の時代ですが、便利になる一方で、環境破壊、国際紛争、食糧不足や感染症など、世界中が協力し合わなければ解決できない地球規模の諸問題が増えています。今後は人類の平和とその持続可能性追求のため、多様な文化を持った国々と共生することが求められます。
 本校では開校以来、ますますグローバル化する国際社会の動向を予測し、高等部では1988年から「カナダ修学旅行」、そして、1989年から「オーストラリア短期留学」を実施し、生徒達は海外で仲間と共に貴重な体験をし、国際人としての資質を培ってきました。平成25年度からは「アメリカ・アカデミック・ツアー」を実施し、ハーバード大学で本校卒業生の研究者の講演を聞いたり、MITのキャンパスツアーや国連本部の見学、ワイントンDCでの研修を行っています。さらに、校内では最新のマルチメディア設備を備えたオーディトリアム大ホールにおいて、国際的な著名人による講演会や国内外の一流の演奏家によるコンサート等を開催するなど、グローバル・スタンダードの教育を実践しています。
 江戸取は「心の教育」を基礎として、高いコミュニケーション能力や多様な文化・価値観を理解する柔軟な知性を備えた「心豊かなリーダー」の育成を目指しています。

中等部

九州修学旅行 「APU異文化体験学習」

 中等部修学旅行は、2009年度から11月に4泊5日の日程で九州で行われます。九州各地を回り、異文化体験学習と平和学習をテーマとして実施されます。

 福岡では詩人北原白秋の故郷詩情あふれる水郷柳川や庭園「御花」を訪れ、2日目はAPU立命館アジア太平洋大学で異文化体験学習が行われます。世界約80カ国から集まった留学生とディスカッションを行い、英語のコミュニケーションを実践するだけでなく、異文化及び自国の文化に対する理解を深めます。
 3日目は阿蘇山、草千里の大自然に触れ、日本三名城の一つに数えられる熊本城を見学します。
 4日目は平和学習として長崎の平和祈念公園や原爆資料館を見学し、「平和講話」を通して原爆の惨状を学び、平和の願いを新たにします。その後、グループに分かれて異国情緒あふれる長崎市内で自主研修を行います。
 最終日の5日目は学問の神様・菅原道真公を祀る太宰府天満宮と吉野ヶ里遺跡を見学し、福岡から空路羽田空港へ向かいます。

高等部

カナダ修学旅行

 高校生活最大のイベントといえばなんと言ってもカナダ修学旅行です。ロッキーの山々の峰には積雪が残り一番美しく見える季節が5月です。コロンビア大氷原では雪上車に乗って青く輝く氷原を進みます。バンクーバーでは現地の高校生との交流会。自主行動は仲間たちとの楽しい時間です。雄大な自然と優しい人々との出会い。自分の英語力を試すのもこの修学旅行の目的でもあります。カナダで過ごした素晴しい時間は必ず一生の思い出になります。

笑顔が絶えない交流会

 バンクーバー郊外にあるノートルダム高校。ウェルカムパーティが始まりノートルダムの生徒たちの歌と踊りが出迎えてくれました。その後はバディと一緒に授業に参加しました。カナダでは授業ごとに教室を移動します。昼食を終えると交流会も終わりを迎えます。心配していたコミュニケーションも取れるものです。別れることが悲しくていつまでも握手をしている姿が目につきます。
 日本では決して得ることのできない貴重な体験となります。

感動のカナディアン・ロッキー

 カナディアン・ロッキーの入り口にあるバンフからアサバスカ氷河までの旅が始まります。
 バンフの街の象徴であるカスケード山を眺めながら、次の目的地はレイクルイーズ。ロッキーの宝石と呼ばれている湖です。そのエメラルド色に輝く湖も5月には氷結していました。キャッスルマウンテンやボーレイクの美しさに感動しているとアサバスカ氷河に到着します。ここからはバスから雪上車に乗り換えて、氷河の上を進みます。太陽の光を浴びて青く輝く氷河に言葉も出ませんでした。
 その美しさに感動するのと同じようにカナダの人たちの自然に対する接し方にも感動しました。国立公園内では石ころひとつ葉っぱ一枚持ち帰ることは許されません。自然の生態系を変えてしまうからです。多くのことを感じさせてくれたカナディアン・ロッキーでした。

オーストラリア短期留学(夏休み実施)

 国際教育の一環として1989年から「オーストラリア短期留学」ホームステイプログラムを実施しています。
 昨年は7月26日に成田を発ち、約10時間のフライトを経て7月27日にシドニー国際空港に到着し、飛行機を乗り継ぎブリスベン国際空港に向かいました。到着後バスに乗り留学校となるノースサイド・クリスチャン・カレッジとサンシャイン・グラマー・スクールに向かいました。7月29日から留学プログラムが予定通りスタートし、本校生対象の英語の授業が午前中実施され、午後は現地校の授業に参加したり、江戸取生は英語で、現地生は日本語でコミュニケーションをするという授業もありました。最終日の8月9日にはホームステイでお世話になったお礼に本校生がホストファミリーを招いて、感謝の気持ちを込めて「お別れ会」を主催しました。ACUから短期留学のプログラム終了証が一人ひとりに授与された後に、本校生が司会を務めて、浴衣を着た女子の盆踊りや男子のリコーダーの演奏等で会は大変盛り上がりました。
 親元から遠く離れたオーストラリアのホームステイを通して、生徒たちは観光旅行では決して得られない心の触れ合いを身をもって体験することができました。
 ※オーストラリア短期留学感想(みんなの声)

アメリカ・アカデミック・ツアー

2014年3月に第1回目のアメリカ・アカデミックツアーが実施され、昨年度末3月14日~21日(6泊8日)に第4回目のアメリカアカデミックツアーを実施することができました。
 3月14日の出発時、ニューヨークやボストンは、大寒波により大雪が降り、空港が閉鎖してしまったために、江戸取生が搭乗する予定の飛行機が日本に来ないという事態になりました。しかし、日程を組み替え、ワシントンへの直行便で移動することにより、一部行程の変更はありましたが、内容を変えることなく、より一層充実した内容のアカデミックツアーとなりました。

到着した翌日の2日目は、ワシントンDC市内の見学(新航空博物館・リンカーン記念堂・ホワイトハウス・国会議事堂)でした。新航空博物館には、宇宙に行って帰ってきた本物のスペースシャトル ディスカバリーが展示されていたり、1945年8月6日広島に原爆(リトルボーイ)を投下したB-29(エノラ・ゲイ)が展示されており、「あの下の部分から原爆が落とされました」というガイドさんのお話は、とても衝撃的でした。

3日目、ワシントンDCからバスで移動。約4時間半でニューヨークシティが見えてきました。自分達が世界の中心ニューヨークに向かっているかと思ったらワクワクしてきました。そして国際連合本部に到着するとセキュリティーチェックを受けて入場し、特別な許可がないと入れないイースト川を見下ろす国連内のカフェテリアでランチタイムとなりました。(世界でこのカフェテリアに入ったことのある中・高校生は江戸取生だけだそうです。)そのカフェテリアの中にいること自体が感動でした。各国から訪問されてきた方々が、ミーティングをしながら食事をされている光景を目の当たりにしました。



 食事後には、国連職員の方に説明をいただきながらの見学ツアーが行われました。3年前にノーベル平和賞を受賞されたマララさんが初めての演説を行ったという会議場や1945年8月9日長崎に原爆が投下された際に、前に倒れ背中が焦げてしまったという大浦天主堂のマリア像が展示されているのを見学し、衝撃を受けました。マリア像は、原爆投下により前に倒れ、背中だけが真っ黒に焼けてしまったのです。本校は、中学3年生時に修学旅行で広島に行き平和学習を行いますので、深く考えていけると思います。2日目の新航空博物館に展示されていたエノラ・ゲイ(B-29)と合わせ、一瞬にして色々な思いが込み上げてきました。国連は、第二次世界大戦が終った年の1945年に「二度と戦争を繰り返してはならない」ということで設立されました。


4日目は、自由の女神の見学でした。セキュリティーチェックを受けて、乗船し、島に渡りました。遠くに小さく見えていた自由の女神が、どんどん大きくなっていきました。島に到着すると、反時計回りで島を移動。そして、真っ青な空に浮かぶ自由の女神をバックに、本校の校旗を広げて、集合写真の撮影を行いました。自由の女神の歴史をガイドさんよりお聴きし、その内容からもまた感じるものがありました。午後には、バスでボストンに向かいました。

 そして、5日目。待ちに待った日でもありました。ボストンは、世界の英知が集う世界大学ランキングにおいて、常に上位にランクされているマサチューセッツ工科大学(MIT)とハーバード大学で研修を行いました。まずは、マサチューセッツ工科大学(MIT)で、研究員の方によるキャンパスツアーが行われました。“drinking from a fire hose”という銘打たれた飲水機が、MITの学内には存在しており、その説明を受けて感激してしまいました。普通の飲水機の飲み口に消火用のホースの先が取り付けられ、ホースはすぐ横にある消火栓に繋がっており、実際に水を飲むことができるのです。これは、「消火用のホースから出てくる水を浴びるように、MITでは浴びるように教育を受けられる」ということを表しているものだという説明をいただきました。とてもわかりやすく、ユーモアに富んだものだなと感動すると同時に、「科学者魂」や「工学者魂」とも呼べるような豊かな発想や精巧な技術の結集によって成り立っていることに感動しました。キャンパスツアーの後のMITミュージアムを見学し、展示されているものを見学したり、実際に触れてみて、その発想力の豊かさに更に感動でした。マサチューセッツ工科大学(MIT)とハーバード大学の教員または卒業生の中からノーベル賞受賞者は、合わせると累計150人を超える驚くべき数字になります。
 MITミュージアム見学後は、研究員の方と共に会食。どんなことがきっかけでMITに留学されたのか、どんなことを研究されているのか、たくさんの質問が飛び交い、会話が盛り上がりました。


午後は、ハーバード メディカル スクール(ハーバード大学医学大学院)に移動して、本校卒業生のN先生に、「留学のすすめ」というタイトルで大変貴重な講演をしていただき、本校生は留学に関して刺激を受けました。N先生は、江戸取で6年間過ごし、東京医科歯科大学に進学。博士課程修了後、2012年11月よりハーバードにポスドク(博士研究員)として勤務されていらっしゃいます。またもう一名、腎臓移植内科医のM先生より講演をいただきました。講演会後は、研究所内や図書館の見学が行われました。その後、ハーバード大学に移動して、キャンパスツアー。訪問する先々で、研究員の方や大学関係者、日本人ガイドさんより、たくさんのお話をうかがうことができ、学びを深めることができました。創立1861年のMITと、創立1636年のハーバード大学です。1636年、その頃日本はどんな時代かというと江戸時代。徳川家光の時代です。そのようなお話も含め、観光旅行では得ることができないことを多々会得することができました。


6日目は、ボストンから国内線で再びワシントンDCに向かいました。そして、アーリントン墓地の見学、スミソニアン博物館群で4つのグループに分かれ、ガイドさんの説明をお聴きしながら見学ツアーが行われました。

最終日,ホテルを出るときに,ハーバード大学N先生(本校卒業生)からメールが入っていました。参加した江戸取生はもちろん,是非皆さん,先輩の声を自分のこれからに生かしてください。

Harvard School of Dental MedicineのNです。
 土曜日は足元があまりよくない中での研修でしたが,生徒さんたちに留学を自分のこととしてとらえてもらうきっかけになっていましたら幸いです。私は中学生及び高校生当時,ハワイやカナダに修学旅行で行かせて頂いたにも関わらず,留学という選択肢が頭の片隅にもありませんでした。ですがこうして海外に出てきてみて,日本人はもっと早くから海外に出て違う文化を体験したほうがよいと強く思うようになりました。その点から,今回の参加者は中学生が大半だったとうかがっていますが,留学に興味を持っている生徒さんがすでにたくさんいたのは大変嬉しく思いました。今回の研修が生徒さんたちの将来を考えるきっかけになっていましたら,一卒業生としてこれほど嬉しいことはありません。
 頂いた資料も読ませていただきました。校風もいい意味で変わっておらず懐かしい思いを持ちながら目を通させていただき,先輩や後輩,日本に戻って更に活躍している同級生の姿は自分にとっても大いに刺激になりました。またおいしい日本のお菓子もありがとうございました。3年以上日本に帰っていないので,家族ともども日本のお菓子のクオリティの高さに感動しながら頂いております。
 私は来年の同時期にボストンに残っているかまだ定かではありませんが,もし来年も研修にいらっしゃる場合にはぜひお手伝いをさせていただければと考えております。今後とも何卒よろしくお願いいたします。

N先生の講演に参加した人達は,N先生がお話してくださったことを思い起こして,色々なことに挑戦していってみてください。

 今回は、出発時のアクシデント(ピンチ)をチャンスに変えて、全員が元気で、有意義な体験ができました。とても貴重な経験であったと思います。是非この経験を財産として、大きく飛躍していってほしいと願っています。また、このような経験ができたことに感謝の心を忘れないでほしいと思います。
 校長先生をはじめとする学校で対応してくださった先生方やJTBの方には、力を尽くしていただき、本当に心より感謝の気持ちで一杯です。また降雪により予定していた飛行機が欠航という情報の中、不安を感じることもおありだったことと思いますが、笑顔で送り出してくださった保護者の皆様にも、改めて感謝申し上げます。
 今回のツアーを通して、視野が広がり、留学というものへの憧れも膨らんだことと思います。同時に、日本文化の素晴らしさを再認識することができました。とても貴重なことを体感できるこのツアーは、江戸取の貴重な学校行事として継承されていくことが大切であると感じました。そしてやがては、こうしてアメリカアカデミックツアーに参加している江戸取生が卒業生となり、近い将来、マサチューセッツ工科大学やハーバード大学で、江戸取生に講演をしてくれる日が訪れることを楽しみにしていきたいと思いました。そんな日が実現することを想像するとわくわくしてきました。
 アメリカアカデミックツアーに参加することで、世界観は変わります。異文化を体験して、視野が広がり、同時に、日本の優れている点を再評価できるということを実感しました。アメリカに行ってみて、このことは強く感じました。日本文化の優れている点、当たり前だと思っていたことに誇りを感じたことなどが多々あり、参加した生徒達と共有した思いでもありました。とにかく行ってみなければわからないことがたくさんあります。是非多くの江戸取生に、アメリカアカデミックツアーに参加して、自分の目で見て、多くのことを感じとってほしいと思いました。大きな大きな財産になることは間違いないです。

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