電流とそのはたらきの分野の問題です。じっくり考えて解いてください。

解答・解説は解いた後に見てください。


 右図のような,一巻きコイルに電気ブランコを接続した装置をつくった。電源装置のスイッチを入れて電流を流したところ,電気ブランコが手前(二重矢印)の方向へ動いた。次に,方位磁石を導線のまわりに一回転させると磁針のN極(黒い部分)は図のような方向を示した。これらの実験について次の各問いに答えよ。

(1)電源装置の接続端子A・Bのうちどちらが+極か。

(2)電気ブランコに流れる電流の向きはア・イのどちらか。

(3)方位磁石を一巻きコイルの台紙上のa〜dに置くと,磁針のN極はどのような向きを指すか。次のア〜エから1つ選べ。

 ア.aとcの上では南を,bとdの上では北を指す。
 イ.aとcの上では北を,bとdの上では南を指す。
 ウ.aとdの上では南を,bとcの上では北を指す。
 エ.aとdの上では北を,bとcの上では南を指す。

(4)U字型磁石の@とAのうちどちらがN極か。

(5)U字型磁石の@とAの間の磁力の向きを磁力線4本を用いて示せ。

(6)一巻きコイルの磁界をより強くする方法を次のア〜オからすべて選べ。

 ア.電源電圧を大きくする
 イ.U字型磁石をとりのぞく
 ウ.AとBの接続を逆にする
 エ.コイルに鉄しんを入れる
 オ.抵抗を導線に直列に接続する

 

次の各問いに答えよ。ただし、(2)(3)において発生した熱量はすべて水や液体に吸収されるものとする。

(1)等しい抵抗値X(Ω)を持つ抵抗6本を図1のように接続し、33Vの電源Eに接続したところ、電流計Aに750mAの電流が流れた。

@ 抵抗の値Xは何Ωか。
A 図1のP点側にある2本の抵抗で消費される電力は合計何Wか。
B P点とQ点との間の電圧を測定すると、その大きさは何Vになるか。

(2)値のわからない抵抗(電熱線)が2本ある。それらの抵抗をR,Rとする。
 150gの水の入ったビーカーIにR
を、270gの水の入ったビーカーUにRをそれぞれ沈め図2のように電源Eに接続した。この回路に電流を一定時間流した 後のビーカーTの水温上昇TとビーカーUの水温上昇Tとの比はT:T=3: 5であった。RとRの抵抗値の比(R:R)を最も簡単な整数比で答えよ。

(3)図2の回路を図3のように変更し、ビーカーVには170gの水を入れ、ビーカーWには80gの液体Xを入れた。この回路に電流を一定時間流した後のビーカー Vの水温上昇TとビーカーWの水温上昇Tの比はT:T=5:7であった。液体X1gを1℃上昇させるのに必要な熱量は何calか。答えが割り切れない場合は小数第2位を四捨五入せよ。

 

 

抵抗が60Ωの4つの電熱線を図1,図2のように12Vの電池に接続して,それぞれを温度の等しい水の入ったビーカーの中に入れた。AとCには,100gの水が,BとDには50gの水が入っている。電熱線から発生する熱はすべて水の温度上昇に使われるものとして,次の文の〔  〕をうめよ。ただし,〔C〕はA〜Dから1つ選び,その他は整数または小数で答えよ。

 Aの電熱線で消費される電力はBの電熱線で消費される電力の〔@〕倍なので,Aの水が1分間に上昇する温度はBの水が1分間に上昇する温度の〔A〕倍である。一方,Cの電熱線で1分間に発生する熱量は〔B〕J(ジュール)である。図1,図2とも等しい時間電流を流すとき,水温が最も高くなっているのは〔C〕のビーカーで,そのときの上昇温度は,最も低い水温を示すビーカーの上昇温度の〔D〕倍となっている。

 

 

抵抗の性質や電流回路について,次の各問いに答えよ。

(1)電気回路が作動するためには,エネルギー源である電池や電源から電流が出て再び戻ってくることが必要である。回路の構成要素を電流の流れやすさの観点で分けると,導体・絶縁体・半導体の3種類を考えることができる。電流の流れやすさは物質によって異なり,もし1mの長さで1mmの断面積当たりの抵抗(W)で表すと,主な物質は次の表のような値を示す。

アルミニウム ニクロム線 ガラス ゴム
0.028 0.017 1.10 1016 1018

@絶縁体に属する物質はどれか。次の(ア)〜(オ)からすべて選び,記号で答えよ。
 (ア)アルミニウム  (イ)銅  (ウ)ニクロム線  (エ)ガラス  (オ)ゴム

A導体内の電子の流れと電流の向きについて正しく説明しているものを次のア〜エから1つ選び,記号で答えよ。
 (ア)電子は電池の+極から出て−極に戻り,電流は電池の+極から−極へ向かって流れる。
 (イ)電子は電池の+極から出て−極に戻り,電流は電池の−極から+極へ向かって流れる。
 (ウ)電子は電池の−極から出て+極に戻り,電流は電池の+極から−極へ向かって流れる。
 (エ)電子は電池の−極から出て+極に戻り,電流は電池の−極から+極へ向かって流れる。

B金属の抵抗の大きさは温度によって変わる。金属の中にはある温度以下になると抵抗が急に0になる性質を持つものがあり,これを超伝導という。この性質を利用してできたものを次の(ア)〜(オ)から1つ選び,記号で答えよ。
 (ア)テレビ  (イ)電流計  (ウ)リニアモーターカー  (エ)電気自動車  (オ)光ファイバー

(2)10Ωの抵抗R1と値のわからない抵抗R2,X,Y及び12Vの電源Eを用いて,図1〜3のような回路をつくった。ただし,抵抗値は温度によって変化することはないとする。

@図1では回路を流れる電流が480mAであった。抵抗R2にかかる電圧は何Vか。
A抵抗R2は何Ωか。
B図2では回路を流れる全電流は何Aになるか。
C図3で,R2にかかる電圧を調べたら3Vであった。抵抗Xは何Ωか。
D図3では回路を流れる全電流は0.7Aであった。このとき,抵抗XとYで消費される電力をそれぞれPX,PYとすると,電力の比PX:PYはいくつになるか。最も簡単な正数比で答えよ。

 

 

抵抗R,Rと電池Eを使って図1のような回路を作った。AとVは電流計と電圧計を表している。これについて,次の各問いに答えよ。

(1) 図1で,A及びVの端子a〜dのうち+端子はどれとどれか。

(2) 図1で,抵抗Rは40Ω,電池には24Vを与えたところ,Vが14Vを示した。Aは何Aの電流値を示すか。また,Rは何Ωか。

(3) 次に図2の様に電圧計Vをはずし,かわりにR(14Ω)の抵抗を接続した。R,R,Rの3つの抵抗がつくる合成抵抗は何Ωか。割り切れない場合は小数点以下第2位を四捨五入せよ。

(4) 次に図3の様にRの接続点の一端をはずし,その端子をe点と名づける。この回路でed間の電圧をはかると何Vを示すか。

(5) 次に図4の様にec間にもう1つの新しい電源E(24V)を接続した。Aの示す値は何Aか。割り切れない場合は小数第3位を四捨五入して答えよ。


解答・解説

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