地震・地層・岩石に関する問題です。解答・解説は問題を解いた後、見て下さい。

 


1

 次のT図は、ある山の地形図であり、U図はT図中のA(海抜160m)、B(海抜140m)、D(海抜100m)の各地点における地層の重なり方を、柱状図に表したものである。これについて、次の問に答えさい。ただし、この山の地層は水平に重なり、断層やしゅう曲はないものとする。
問1 図中のXの砂岩の地層は、T図のC地点では地表から何mの深さのところであらわれるか。

問2 次の文は、この地層(海抜0〜160m)について、U図の柱状図からわかることを述べたものである。間違っているものはどれか、次の(ア)〜(エ)から選び答えよ。

(ア)この地層は陸が海底となったことが過去4回はある。
(イ)この地層は陸上となったことが現在を含めて3回ある。
(ウ)この地層の近くで火山活動が少なくとも1回はあった。
(エ)この地層は暖かくてきれいな浅い海であったことが少なくとも過去1回はあった。

 
2

 図1は、ほぼ垂直に切り立ったがけに露出している地層の一部をスケッチしたものである。地層Aは、砂の層とまるいれきの層からできており、地層Bは砂岩と泥岩の層からできていた。図2、図3は、地層Aにふくまれていたれきのいくつかを割ってルーぺで観察したときのスケッチである。図2の岩石の黒い部分はクロウンモであり、図3の岩石では、フズリナの化石が確認できた。なお、この付近の地層には、上下の関係の逆転は見られなかった。各問に答えよ。

問1 地層の重なり方には、連続したものと不連続なものがある。地層Aの各層のように連続した重なり方を何というか。

問2 地層Bには砂岩と泥岩の層が見られた。砂岩と泥岩は何のちがいによって区別されるか。次のア〜エから1つ選び、その記号を答えよ。

  ア 粒の形   イ 粒の色   ウ 粒のかたさ   エ 粒の大きさ

問3 図2の岩石では、大きさのそろった鉱物の結晶が、すきまなくならんでいた。このような岩石のつくりを何とよぷか。その名称を答えよ。また、この岩石の種類は何か。次のア〜エのうちから1つ選び、その記号を答えよ。

ア 流紋岩   イ 安山岩   ウ 花こう岩   エ 斑れい岩

問4 地層Aについて述べた次のア〜エのうち、正しいものを1つ選び、その記号を答えよ。

 ア れきの層がたい積した当時、このあたりの水の動きは、砂の層がたい積した当時より、ゆるやかであったと考えられる。
 イ れきの形がまるいことから、これらのれきは流水のはたらきで運ぱんされてきたと考えられる。
 ウ 図2の岩石が火成岩であろことから、地層Aがたい積した当時、この近くでは火山の噴火があったと考えられる。
 エ 図3の岩石にフズリナの化石が確認できたことから、地層Aがたい積した時代は古生代であると考えられる。

問5 地層Aと地層Bとは、X〜Yを境に不連続な重なり方をしている。このことから、これらの地層ができるまでに、次のア〜オのできごとがあったと考えられる。これらを古いものから順に並べ、その記号を答えよ。

 ア 地層Bが沈降して海底になった。
 イ 地層Bが海底でたい積した。
 ウ 地層Bが侵食を受けた。
 エ 地層Bが隆起して傾いた。
 オ 地層Aがたい積した後、隆起して陸地となった。



3

 右の図は、道路の切り通しで見られた地層の模式図である。次の問いに答えよ。

問1 地層A,B,Cおよび断層の4つを、できた順に古いほうから並べるとどうなるか。最も適当なものを次のうちから選んで、その記号を答えよ。

ア C→B→A→断層    イ C→B→断層→A

ウ C→断層→B→A    エ 断層→C→B→A

問2 地層Bの泥岩は、アンモナイトの化石を含んでいたので中生代の地層であると考えられる。このように、地層ができた時代を知るのに役立つ化石を何というか。

問3 X〜Yの面のような地層の重なり方を何というか。

問4 上の図から考えると、この付近では今までに、火山活動は少なくとも何回あったか。また、この付近の地層が水面下にあったのは少なくとも何回か。

 
4 

 右の図は、ある崖の路頭を観察に行ったときに、そのようすを模式的にスケッチしてきたものである。A層は砂岩、凝灰岩、れき岩からなり、B層は泥岩、砂岩、石灰岩からなる。CはA層とB層の境を示しており、Dは断層を示している。このときの観察結果に関して、次の各問に答えなさい。答えはそれぞれの1〜4の中から最も適するものを1つ選び、その番号を答えなさい。

問1 eの石灰岩層から示準化石が見っかった。次の化石のうち、示準化石として最も適しているものはどれか。

 1.2億5千万年前から現在まで、形状の変化が見られないある動物の化石。
 2.2億8千万年前から2億6千万年前までの期間に生息していたある動物の化石。
 3.時代は不明であるが、寒い地方に生えていたと考えられるある植物の化石。
 4.海面からの深さは不明であるが、海底にすんでいたと思われる動物の巣穴の化石。

問2 A層の中には凝灰岩が含まれている。凝灰岩について正しく説明しているのはどれか。

 1.マグマが地下の深いところで、ゆっくり冷え固まってできたものである。
 2.サンゴや貝殻などの石灰分が堆積してできたものである。
 3.火山灰や軽石などの火山噴出物が堆積してできたものである。
 4.大昔の植物が地下にうずもれて、長い問に変化してできたものである。

問3 一般には、上にある地層ほど堆積した時代は新しいことが知られている。次の各文は、B層を詳しく観察したときの記録であるが、上にある地層ほど新しいと判断する根拠として、不適切なものはどれか。

 1.bの砂岩層を詳しく観察したところ、一つの層の中では、上の粒ほどその大きさが細かくなっていた。
 2.aの泥岩層とcの泥岩層に含まれる化石から、cの方が浅いところで堆積したことがわかった。
 3.cの泥岩層に見られるカニなどの動物の巣あと穴の跡が、下に向かってのびていた。
 4.aの泥岩層に含まれる化石よりも、dの砂岩層に含まれる化石の方が古い地質時代の化石であった。

問4 次の各文は、図中A〜Dがつくられた主な過程を述べたものであるが、正しいのはどれか。

 1.B層が海底で堆積し、引き続き、その上にCを境としてA層が堆積したあとに、断層Dを生じた。
 2.B層が海底で堆積したのち、断層Dを生じ、海面下のままCを境として、その上にA層が堆積した。
 3.B層が海底で堆積したのち、断層Dを生じ、全体が隆起して侵食を受けたあとで沈降し、その上にCを境としてA層が堆積した。
 4.B層が海底で堆積したのち、全体が隆起して侵食を受けたあとに断層Dを生じ、そのまま沈降してCを境としてA層が堆積した。

5

 表は、ある地震において、A〜C地点にP波が到着した時刻と、それぞれの地点の震源からの距離を表したものである。また、図1は、A地点でゆれが始まってからの地震計の記録であり、図2は、P波が各地点に到着した時刻を表したものである。
次の各問いに答えなさい。

問1 図1の、S波による大きなゆれを何というか、答えなさい。また、P波の伝わる速さは何km/秒か、表から求めなさい。

問2 震央の位置を、図2のア〜エの中から一つ選んで、その記号を答えなさい。

問3 A地点からB,C地点へと震源から遠くなるにつれて、地震計によるゆれの記録はどのように変化していくか、簡潔に答えなさい。



6

 図1は日本列島の、ある地域の地下のようすを表した摸式図である。図2は図1のAを震源とする地震を、Xに設置した地震計で観測した記録である。次の各問に答えなさい。

問1 震源Aで地震が起こり、2種類の波が同時に発生した。観測地Xで2種類の波はそれぞれ図2の「小さなゆれ」と「大きなゆれ」となって観測された。2種類の波の到着時刻に差がでたのはなぜか。理由を答えなさい。

問2 震源Aは観測地Xから遠かったが、Xの震度は大きかった。これは地震の規模が大きかったためである。地震の規模を表すときに用いられる尺度を何というか答えなさい。問3図1の火山は、ねぱりけの強いマグマ(溶岩)が地表にふき出すことによってできた。このときの噴火のようすと山の形の説明として最も適当と考えられるのはどれか。次のア〜エの中から一つ選び、その記号を答えなさい。

 ア おだやかな噴火をし、傾斜のゆるやかな山ができる。
 イ 激しい噴火をし、傾斜のゆるやかな山ができる。
 ウ おだやかな噴火をし、傾斜の急な山ができる。
 エ 激しい噴火をし、傾斜の急な山ができる。

問4 マクマが地表で冷えて固まると火山岩ができる。次のア〜エの中で火山岩はどれか。一つ選び、その記号を答えなさい。

ア 花こう岩   イ 砂岩   ウ 安山岩   エ 石灰岩

問5 日本列島の下には図1のように海のプレートと大陸のプレートの境めがある。日本に地震や火山が多いのは、このプレートが動いているためであると考えられている。日本列島の下では、プレートがどのような動きをしていると考えられているか。次のア〜エの中から最も適当なものを一つ選び、その記号を答えなさい。

 ア 海のプレートが大陸のプレートの下にしずみこむ動きをしている。
 イ 海のプレートが大陸のプレートの下からわき上がる動きをしている。
 ウ 海のプレートと大陸のプレートが水平にすれちがう動きをしている。
 エ 海のプレートと大陸のプレートが両側にひろがる動きをしている。

 


 解答・解説

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