20 更級日記    

学習のポイント

 文章が前半後半に分かれていることに注意しましょう。登場人物とその位置関係に注意して、動詞の主語を一つ一つじっくり確定しましょう。また、2つの和歌の内容の違いとその背景についても考えてみましょう。

    重要単語です。クリックすると意味が出ます。

 その十三日の夜、月いみじくくまなくあかきに、みな人も寝たる夜中ばかりに、縁に出でて、姉なる人、空をつくづくと眺めて「ただ今行方なく飛び失せなばいかが思ふべき」と問ふに、なま恐ろしと思へるけしきを見て、ことごとに言ひなして笑ひなどして、聞けば、かたはらなる所に、先追ふ車止まりて「をぎの葉、をぎの葉」と呼ばすれど答へざなり。呼びわづらひて、笛をいとをかしく吹き澄まして、過ぎぬなり

@ 笛の音のただ秋風と間ゆるになどをぎの葉のそよと答へぬ

言ひたればげにとて、

A をぎの葉の答ふるまでも吹きよらでただに過ぎぬる笛の音ぞ憂き

かやうに明くるまで眺めあかいて、夜明けてぞみな人寝ぬる。

 

問1 「ことごと」を漢字で表す場合、最も適当なものを次のア〜エのうちから一つ選び、記号で答えなさい。正解

ア 事々    イ 事毎   ウ 異事   エ 異言

問2 「思へる」、「笑ひなどして」、「呼ばすれど」、「言ひたれば」の主語として最も適当なものを、次のア〜エのうちから一つ選び、記号で答えなさい。(同じ記号を何度使用してもよい)正解

ア 筆者   イ 姉なる人   ウ 貴人(男)   エ をぎの葉(女)

問3 「いかが思ふべき」を本文に即して現代語訳しなさい。正解

問4 「先追ふ車」は何が目的でここに来たのか。最も適当なものを、次のア〜エのうちから一つ選び、記号で答えなさい。正解

ア 夜を明かしに   イ 歌を詠みに   ウ 笛を吹きに   エ 女に会いに

問5 和歌@、Aの内容を簡潔に述べたものとして、最も適当なものを、次のア〜オのうちから一つずつ選び、記号で答えなさい。正解

ア 男(貴人)は情熱に欠けた人だ
イ 男の笛の音は感動的だ
ウ 男は冷淡な人だ
エ 女(おぎの葉)の様子が心配だ
オ 女は思いやりのない女だ

問6 二つの「みな人」の意味はどのように違うか簡潔に述べなさい。正解

問7 「かたはらなる」「過ぎぬなり」の「なる」「なり」について説明しなさい。正解

 

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