伊 勢 物 語
「伊勢物語」は平安時代前期に成立した歌物語で、作者は知られていません。実在した在原業平をモデルとする「昔男」が主人公で、125段からなる恋愛物語となっています。絶世の美男子による華麗な恋愛遍歴の物語は、のちに「源氏物語」の主人公の光源氏の造型に大きな影響を与えています。
しかし、華麗な物語の中にも、失意、傷心、旅愁、別離の悲しみなど様々な悲哀がにじみ出ているところにこの物語の魅力があります。
| けり |
うへに涙おとしてほとびに | とよめりければ |
しぞ思ふ |
はるばるきぬる旅を | つま しあれば |
から衣きつつなれにし | 第九段 |
出典:CEC、IPA「教育用画像素材集サイト」 http://www2.edu.ipa.go.jp/gz/ より |
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と書きて |
わが身は今ぞ消えはてぬめる |
あひ思はで離れぬる人をとどめかね | ける |
およびの血して書きつけ |
ど |
女 し りにたちておひゆけ |
第二十四段 |