平家物語は鎌倉時代に成立した軍記物語で、作者は知られていません。通常十二巻から成り、冒頭の「祇園精舎」の段に記されているように、盛者必衰・諸行無常の仏教思想が貫かれています。平清盛のもとで栄華と権勢を極めた平家一門が、寿永4年に壇の浦で源氏に敗れるまでの約二十年間の栄枯盛衰を描いています。
しかし、平家物語は平家一門の滅びの姿にだけスポットライトを当てているのではありません。非情な合戦のようす、優美な貴族文化のなごり、人々の強さ・弱さ・恩愛・妄執など、当時の人々の生きざまが全巻を通じて鮮やかに描かれているからこそ、平家物語は今日まで多くの人々に読み継がれているのです。
| とし |
らず |
らはす おごれる人も久しか |
色 盛者必衰のことわりをあ |
の響きあり 沙羅双樹の 花の |
祇園精舎の鐘の声 諸行無常 |
一 祇園精舎 |
〜「平家物語」ダイジェスト〜
巻1「祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)」 巻5「富士川」 |
※左の画像にカーソルを置くと、ビデオが始まります。(音声解説があります。音量を最大にしてください。) 【 厳島神社と平清盛】厳島神社は、推古天皇時代の創建で、仁安三年(1168年)平清盛によって現在のように造営されたと伝えられています。隆盛を極めた平家一門が、ますますの繁栄を祈って建立した建造物は、今も平安の宮廷文化を伝えています。 出典:CEC、IPA「教育用画像素材集サイト」 http://www2.edu.ipa.go.jp/gz/ より |
| 巻7「倶梨迦羅落(くりからおとし)」 木曽義仲は夜、倶梨迦羅落谷で平家の大軍を急襲し、平家の軍隊に大打撃を与えた。 巻9「木曽最期」 問題演習へ 巻10「能登殿最期」 問題演習へ 巻11「内侍所都入」 |
取り組んで海へぞ入りにける |
領着せ奉り |
賀平内左右衛門家長をめして |
つ |
新中納言 見るべきほどのことは見 |
十 能登殿最期 |