漢文入門1 ![]()
返り点U
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学習のポイント
前回、レ点と一・二点という2つのタイプの返り点を勉強しました。しかし漢文が少し複雑な文章になってくると、この2つだけで日本語と同じ語順で読むためには不足が生じてきます。複雑になるとは、漢文の文章が「述語+目的語」という単文から、目的語の中にも「述語+目的語」の関係がある『述語+「述語+目的語」』という複文になる場合です。この場合、レ点や一・二点では足りないので、上(中)下点を用います。
それでも足りなかったら甲乙(丙)点、まだ足りなかったら天地(人)を使いますが、中学・高校レベルの漢文では甲乙(丙)点や天地(人)点が使われることはほとんどありません。それでは実際に上(中)下点を見てみましょう。
返り点 〜上(中)下点〜
「入れ子構造がポイントだよ〜」
上(中)下点は、下の図のように単文ではなく複文(入れ子構造の文)の時に用いられます。(複文の入れ子構造を理解するためには、あの有名なロシアのお土産、「マトリョーシカ」を思い描くといいでしょう。)下の図で小さく囲った青の四角の中が一・二点を使った単文になっています。この単文をはさんで大きく下から上に返る時に上(中)下点を用います。だから上(中)下点とは、一・二点のかたまりをはさんで下から上に返る記号と覚えておきましょう。下の図に示したように、下から上に1箇所だけに返る場合は上下点を使い、2箇所に返る場合は上中下点を使います。
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返り点にはこの他に、下の図に示したように、「
」(いちれてん)、「
」(じょうれてん)と、漢字2字の間に置いてそれらが熟語であることを意味する「―」(ハイフン)とがあります。
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それではさっそく、レ点と一・二点を用いた問題に挑戦してみましょう。
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