音波の波形(オシロスコープを使った実験)

(オシロスコープを用いて、音が波であることを確認すると共に、音の三要素の確認をしよう。)

@ 音の三要素

オシロスコープを使うと、音を横波の図としてとらえることが出来る。

音の三要素は、@音の高さ、A音の強さ、B音色である。

@高い音は音波の振動数fが大きく、低い音は振動数fが小さい。例えば、NHK放送の時報の振動数は、440Hzと880Hzである。(ポッ・ポッ・ポッ・ポーンという良く耳にする音である。)

オシロスコープでは、振動数は現れないが、振動数fと波長λの関係、

     V=fλ  (V;音速,気温15℃でV=340m/s)

があるので、Vが一定と考えれば、高い音は波長λが小さく、低い音は波長λが大きいことが分かる。

下の写真は、いくつかの振動数におけるオシロスコープの写真である。

 

250Hz.jpg (5720 バイト) 500Hz.jpg (6870 バイト)
振動数250Hzの波形。波長は長い。 振動数500Hzの波形。
750Hz.jpg (7356 バイト) 1000Hz.jpg (8048 バイト)
振動数750Hzの波形。 振動数1000Hzの波形。上の500Hzの波長の半分になっていることが分かる。

 

 A音の強さは、音波のエネルギーとして決められ、音波の振幅や振動数が増えると強くなる。

 B音色は、音波の波形で現れる。楽器や人の声などを聞き分けられるのは、音波の波形の違いに因るためである。

 下の写真は、ある人の「あ」「い」「う」「え」「お」の波形である。

 

A.jpg (6441 バイト) I.jpg (6326 バイト)
「あ」の音。 「い」の音。
U.jpg (6467 バイト) E.jpg (6044 バイト)
「う」の音。 「え」の音。
O.jpg (6459 バイト)  この写真は、ある人の波形であって、人によって同じ「あ」の音であっても、波形は異なる。人はその微妙な違いを聞き分けられるのである。
「お」の音。  

 

A うなり

 振動数のわずかに異なる2種類の音を同時に聞くと、ワーン,ワーンといううなりが聞こえる。これは、音波が干渉しあう結果、強めあったり弱めあったりするからである。

 下の写真は、実際に振動数の異なる2種類の音波の波形である。

 

unari.jpg (14982 バイト)
うなりの波形。振幅の大きいところ、小さいところが交互に現れる。

 

Mar_224.gif (1049 バイト)