化学実験  タ ン パ ク 質 の 性 質


【目的】 1.タンパク質の性質と呈色反応を調べる

      2.タンパク質を主成分とする酵素(アミラーゼ)の性質を調       べる


【実験材料】

<器具>

 温度計  ストロー  試験管立て  三脚  石綿金網    薬さじ

shiken.jpg (4298 バイト)shiken02.jpg (6708 バイト) 試験管ばさみ&試験管

 ・加熱のときなど、試験管ばさみを利用する。
 ・試験管の液量は、多くとも試験管の1/4〜1/5にする。
 ・試験管の口は決して人のいる方向を向けない

 

kom01.jpg (6286 バイト) 駒込ピペット

・上のゴムのところを人差し指と親指で持ち、3本の指でピペットの部分を持つ。
・液体の量はおおよその量を量るのに用いる。
・先端が割れやすいので、取り扱いには注意する。

 

 


bika01.jpg (7028 バイト) ビーカー&ガラス棒

撹拌するときは、ガラス棒を回すようにし、左右に振るようには使わない。  

 


bana01.jpg (7841 バイト) ガスバーナーの使い方

・2つのねじ(上:空気調節ねじ、下:ガス調節ねじ)がともに閉まっていることを確認する。
・ガスの元栓を開き、ガス調節ねじをゆるめ、マッチで斜め下から火をつける。

ガス調節ねじを回して、適当な炎になるように調節する。 
・空気調節ねじを適度に開いて、無色炎(青色の炎)にする。


<試料・薬品>

 生卵 塩化ナトリウム  エタノール  濃硝酸  3mol/l塩酸 3mol/l水酸化ナトリウム  0.1mol/l硫酸銅(U)水溶液  デンプン水溶液  3mol/lアンモニア水 
 1%ヨウ素ヨウ化カリウム水溶液


【実験1】 卵白水溶液を調整し、その変性について調べる

 

<1> 卵白に約4倍量の純水を加えてよくかき混ぜる塩化ナトリウムを少しずつ加えてから溶かし、透明な卵白水溶液とする。


<Q1>
 なぜ塩化ナトリウムを加えたのですか。<A1>

                                             


<2> 5本の試験管に卵白水溶液を3mlずつとり、エタノール3mol/l塩酸3mol/l水酸化ナトリウム水溶液0.1mol/l硫酸銅(U)水溶液を各2ml加えて撹拌し、静置する。残る1本の試験管は、穏やかに加熱してみる。                           

<Q2> 
 
結果はどうなりますか <A2>

<Q3> 
 
タンパク質の変性とはどのようなことですか。<A3>


【実験2】 タンパク質の呈色反応を調べる

<1> 試験管に卵白水溶液を3mlとり、3mol/l水酸化ナトリウム水溶液1ml加えてよく混ぜ、さらに0.1mol/l硫酸銅(U)水溶液を3〜4滴加えてふり混ぜ、色の変化を観察する。  

<Q4>
 
何色に呈色しますか。
 
また この反応を何といいますか。<A4>

                                               

<2> 試験管に卵白水溶液を3mlとり、濃硝酸1ml加えて穏やかに加熱して色の変化を見る。冷却後、よく混ぜ、3mol/lアンモニア水溶液1ml加えて塩基性にし、色の変化を観察する。  

<Q5>
 何色に呈色しますか。
 この反応をなんといいますか。
<A5>


【実験3】 アミラーゼの性質を調べる

 水で口をゆすいでから、ストローで唾液約2mlを試験管にとり、純水で2倍に薄め、2本の試験管に分け、1本を煮沸処理する。両方の試験管に1%デンプン水溶液を2mlを加えて、約40℃のお湯のに入れて5分間反応させた。反応後、1%ヨウ素ヨウ化カリウム水溶液1滴加えてデンプン量を比較する。

<Q6> 
 
結果はどうなりますか <A6>                                                       

〈アミラーゼ〉
 
ジアスターゼともいう。デンプンを加水分解する酵素で、唾液、膵液中などに含まれる。酵素はタンパク質の一種で、生体内で起こる化学反応を、穏やかな条件下ですみやかに進行させる触媒作用を示す。酵素には、最もはたらきやすい温度(最適温度)やpH(最適pH)がある。アミラーゼの最適温度は体温とほぼ同じの40℃前後、また、最適pHは7付近である。 


〈タンパク質に関する用語〉 
次の用語を説明してみよう  

  1.ニンヒドリン反応
 
 2.窒素の検出反応 
 
 3.硫黄の検出反応

 

〈実験に関する用語〉

対照実験
 ある実験系で1つの注目する条件を変化させ、ほかは同様な操作を行って比較の基準としたものを対照実験(コントロールテスト)という。呈色反応を始め複雑な反応系では、1つの実験結果に影響を与える複数の条件を含むことが多いので、対照実験は必ず必要とされる。
 ビウレット反応を行う場合には、卵白水溶液の替わりに純水を用いて同様な処置をして、卵白水溶液と比較しなけれならない。

 


【演習問題】 タンパク質に関する問題を解いてみよう。


目次に戻る