名を聞くより・演習

 名を聞くより、やがて面影はおしはからるる心地するを、見る時は、又、かねて思ひつるままの顔したる人こそなけれ。昔物語を聞きても、この比の人の家の、そこほどにてぞありけんと覚え、人も、今見る人の中に思ひよそへらるるは、誰も@かく覚ゆるにや。又、如何なる折ぞ、ただいまの言ふ事も、目に見ゆる物も、わが心のうちも、かかる事のいつぞやありしかと覚えて、いつとは思ひ出でねども、まさしくありし心地のするは、我ばかりAかく思ふにや。

問題1 「人も」とあるのはどのような人のことか、正しいと思うものの鉛筆をクリックして下さい。

 今生きている人      うわさで耳にしている人
 物語の中の人物     想像上の人物
 自分より過去の時代の人

問題2 「覚ゆるにや」の後に省略されている言葉を答えなさい。 …… 

問題3 2個所の「かく」はそれぞれどんなことを指しますか。 ……   

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