猫   説 ・ 演習

問題1 本文2行目に「不複慮」とあるが、@「不複慮」とA「複不慮」では意味がどう変わりますか。  ……     

問題2 本文6行目に「以為彼将匿形致己也」とあるが、この部分について答えなさい。

「将」の読み方と働きを説明しなさい。 …… 

@「彼」、A「己」がそれぞれ誰を指すかを答えなさい。 ……   

問題3 本文の趣旨と一致するものはどれですか。正しいと思うもののドアをクリックして下さい。

 能力のある者は必ず欠点も持っている。欠点だけで能力のない者は価値がない。
 鼠は猫の様子を伺っていたように、人の上に立つ者は下の者に隙を見せてはならない。
 誰にでも長所と短所がある。短所だけを見て全体を判断することは間違いである。
 猫が鼠を捕るのは当たり前で、鼠を捕れない猫など何の価値もない。
 鼠を捕る猫か鶏を捕る猫かを見抜けなかったが、人間にも適材適所というものがある。

 

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【全部否定と部分否定】次の例を見て下さい。

常 不 得 水 。
不 常 得 水 。

 上は「常に水を得ず。」と読んで、「いつも水が手に入らない。」の意味(全部否定)、下は「常に水を得ず。」と読んで、「いつでも水が手に入るとは限らない。」という意味(部分否定)。
 このように文字の位置が入れ替わるだけで意味が大きく変化することがあります。「不」で打ち消す部分がどこなのか、「常」がかかる部分がどこなのか、これを考えて見て下さい。
 もう一例出してみましょう。

必 不 得 水 。
不 必 得 水 。

 上は「必ず水を得ず。」と読んで、「必ず水が手に入らない。」の意味(全部否定)、下は「必ずしも水を得ず。」と読んで、「必ず水が手に入るとは限らない。」という意味(部分否定)になりますね。
 それでは本文の例です。

復 不 聴 之 。
不 復 聴 之 。

 読み方はどちらも「また之を聴かず。」です。意味は、上が「今度もこれを聴かなかった。」、下が「二度とこれを聴かなかった。」となります。