花山院の出家・演習
@あさましくさぶらひしことは、人にも知らせたまはで、Aみそかに花山寺におはしまして、御出家入道せさせたまへりしこそ、御年十九。世を保たせたまふこと二年。そののち二十二年おはしましき。
あはれなることは、おりおはしましける夜は、藤壺の上の御局の小戸より出でさせたまひけるに、有明の月のいみじく明かかりければ、「B顕証にこそありけれ。いかがすべからむ。」と仰せられけるを、「さりとて、C止まらせたまふべきやうはべらず。神璽・宝剣渡りたまひDぬるには。」と、粟田殿の騒がし申したまひけるは、まだ帝出でさせおはしまさざりける先に、手づから取りて、春宮の御方に渡しaたてまつりbたまひEてければ、帰り入らcせたまはむことはあるまじくd思して、しかe申さfせたまひけるとぞ。
@〜Cの訳・説明として正しいと思うもののかき氷をクリックしなさい。
@ あさましくさぶらひしことは
政権への執着心のあさましさを感じましたことは
意外で驚きましたことは
(帝が)いかにも哀れで痛ましく感じましたことは
いきどおりを感じましたことは
残念に思いましたことは
A みそかに花山寺におはしまして
月末に花山寺においでになって
三十日のおこもりのために花山寺においでになって
供も連れずに花山寺においでになって
こっそりと花山寺においでになって
しぶしぶ花山寺においでになって
B 顕証にこそありけれ
C 止まらせたまふべきやうはべらず
やめることが出来るでしょうか、いや出来ません
足を止めてはなりません
止めることがよいとは思えません
もう止めることは出来ません
おやめになる訳には行きません
DぬるEてはいずれも完了の助動詞ですが、その働きの違いを説明しなさい。 ……
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a〜fは誰に対する敬語か、それぞれ正しいと思うもののかき氷をクリックしなさい。