捕蛇者説・解説

募有能捕之者:「能」は「よく〜」と読んで、可能を表します。

専其利:「専」は「もっぱらにす(もっぱらとす)」と読んで、それを「専門」にしているの意味でよく使われます。ここでは「其の利」を「独占」する意味になります。

吾祖死於是、吾父死於是:「是」が何を指すかがポイント。ここでは「蛇を取る仕事」を指します。指示語についてはいつも考えて下さい。

若毒之乎:「若」は「なんぢ」と読んで二人称の「お前」。「毒」は苦痛と思うという意味です。「毒蛇」の話だけにしゃれた表現になっていますね。「之」は指示語ですので、何を指すか考えて下さい。「乎」は疑問です。

則何如:「何如」は「いかん」と読みます。「どうだ」「どうする」の意味です。読み方・意味ともに覚えておきましょう。

君将哀而生之乎:「将」は再読文字。「まさに〜す」と読み、「いまにも〜しようとする」という意味です。「之」はここでは話をしている人物「私」を指します。最後の「乎」は疑問を表します。

則吾斯役之不幸、未若復吾賦不幸之甚也。「未」は再読文字。「いまだ〜ず」と読み、「まだ〜ない」の意味です。「若」はここでは「ごとし」と読んで比況を表します。「斯役之不幸」と「復吾賦不幸之甚」とを比較した文です。

以尽吾歯:「歯」は年齢のこと。「私の寿命を全うさせる」ということになります。

蓋一歳之犯死者二焉:「蓋」は「思うに」と訳して、自分の対して問う疑惑を表します。全体では「たぶん〜だろう」という意味に取ると分かりやすくなります。「一歳」は年齢ではなく「一年」という期間です。

豈若吾郷隣之旦旦有是哉:「是」は「犯死(賦役の苦しみで死ぬほどの目にあっていること)」を指します。過酷な税のためにわずかな財産まですべて奪われている苦しみです。

 それでは口語訳へ進んで下さい。

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