4、通勤定期は分けると安くなる!
「受験生はつらいよ」といっても、こちらの受験生は私立中学校合格を目指している小学6年生のH君。週に4日、自宅がある取手から塾のある北千住まで通っている。そして、このH君はこの年齢にして大の鉄道ファン。普通なら取手〜北千住間の小人用通勤定期を使うのだが、H君はちょっと違う。ここで、H君の定期の買い方を参考までに見ておこう。
[1]お母さんから定期代(取手〜北千住 子供用通勤定期6ケ月)38,550円をもらう。
[2]取手駅で取手〜南柏の定期券(子供用通勤定期6ケ月)15,120円と
南柏〜北千住の定期券(同)21,170円を分割して買う。
合計36,290円支払う。
[3]差額2,260円。
半年で2,260円とはみみっちいと思われる向きもあるかも知れないが、小学生にとっての2,260円はちょっとした額であることは確かなようである。
それはさておき、なぜこんな事態が生じるのかという事を問い詰めると、やはり前述通り運賃体系の欠陥といわざる得ない。特に通勤定期に関しては、遠距離逓減制が崩れている箇所が結構見受けられる。電車特定区間の通勤6ケ月定期運賃を例として用いると、
営業キロ 運賃 1kmあたりの値段
40km 89,210円 2,230円25銭
50km 111,890円 2,237円80銭
といった様に、距離が長いのにもかかわらずキロあたり単価が割高になるケースが出てくる。しかも、普通乗車券の場合と同様、運賃区分が5kmのところが結構あるので、そういった事もこういった矛盾を生み出しているのではないか、と思う。
また、定期券の分割方法は乗車券の時と違い、分割の方法にある一定の法則がないので、自分もやってみようと思う方は、
利用区間の営業キロを調べ、それを一つずつ丹念に分割して運賃を調べる |
のが一番有効であると思われる。なお、この分割のテクニックは在来線通勤定期にのみ適用することができ、通学定期券や新幹線定期(FREX)には当てはまらない。
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