12、「青春18きっぷ」について。
次に採り上げるのは、この「青春18きっぷ」。これは,今だに多くの人の支持を得ているのであえて採り上げることにする。
「青春18きっぷ」は、もともと国鉄時代の82年春に発売された「青春18のびのびきっぷ」という名が短くなったもので、今も根強い人気を誇っているのは言うまでもないだろう。
きっぷの概要を簡単に挙げておくと、
・普通列車乗車券(JR全線)。
・5回(人)分で11,500円。1回(人)あたり2,300円。
・1回あたり1日間有効。
・1券式なので分割は不可。
というようなもの。このきっぷの長所は、当然の事ながら「乗り放題」であるということ。普通列車(快速を含む)であれば、日本全国どこにでも行けるというのは大変な魅力である。具体的に首都圏から乗り継いでどこまで行けるのかと考えると、
<ムーンライトながら(下り、大垣行き)利用>
上熊本(24:00着)、宇佐(22:40着)など
<ムーンライトえちご(下り、新潟経由村上行き)利用>
森(22:27着)、新札幌(6:15着)(ミッドナイト利用、閑散期)など
また、ここまで乗らなくても例えば、東京から小田原まで東海道線の普通列車で往復すれば1回分のもとは十分取れるのである。(もっとも、この場合小田急線を利用するのが一番安いが…)
逆に短所もあるわけで、例えば、新幹線や特急列車には乗れないとか、列車遅延時の救済措置がないなどが挙げられる。特急に乗れないのは承知としても、困るのは列車遅延時の救済措置がないことである。しかし、全くないわけでもなく、現に国鉄時代から何例か救済措置がとられてきている。例えば、「ミッドナイト」から「ムーンライトえちご」に乗り継ぐ旅の途中、羽越本線のダイヤが乱れ、普通列車では接続が間に合わないと車掌に訴えたら、JR東日本秋田支社の旅客指令から「青春18きっぷ」で「日本海2号」の特認乗車が認められたケースがあったが、あくまでも利用客の立場にたった特別の配慮であるから、こういったことはあまり期待しないほうがよいだろう。
もっとも、短所で書いたようなことは普段あまり関係ないことなので、特急列車に乗れないことを除けば、今まで書いてきたことの比にならない位、本当におトクなきっぷであり、一番おすすめのきっぷである。
あと、「青春18きっぷ」でも石勝線新夕張〜新得間に限り、特急列車を利用できることを付け加えておく。
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